※泥憲和さんは、2017年の憲法記念日の5月3日にお亡くなりになりました。享年64歳。ご冥福をお祈りします。
みなさん、我が国の総理大臣が発する言葉が、ほとんど嘘であるという事実を、私たちはどのように考えればよいのでしょうか。
「TPPに参加しません」といえば、それはTPPに参加するということ。
「原発汚染水はコントロール下にある」といえば、それは制御できないということ。
「消費税増税をすべて社会保障に」といえば、びた一文国民のために使わないこと。
「日本を守るための集団的自衛権」といえば、それは日本と無関係の戦争に参加すること。
自衛隊が海外に出ても、憲法の禁じる武力行使をしないと安倍総理はいいます。
しかし何者かに攻撃されたら反撃できるといいます。
反撃するけれどそれは武力行使ではないというのです。
簡単にいえば、単なる撃ち合いと武力行使は異なるというのです。
安倍総理の発する言葉の絶望的な軽さに、戦慄せざるを得ません。
みなさん、戦争はペテンから始まります。
安部総理は国民に訴えています。
「北朝鮮からミサイルが飛んでくるかも知れない。中国が尖閣諸島を取りに来るかも知れない。世界はテロに脅かされている。我々に危険が迫っている」と。
ナチスドイツのヘルマン・ゲーリングがこう語りました。
「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。国民には我々が攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない」
私たちは、もう騙されてはなりません。
五族協和・満蒙開拓の美名に踊らされた過去を、二度と繰り返してはなりません。
アジアを見下し、日本人は優秀なのだとおごり高ぶり、自己陶酔して戦争になだれ込んでいった歴史を、しっかりと心に刻みましょう。
韓国人や朝鮮人を差別し、あざけり、敵愾心をあおる風潮がなぜなのか、誰がそのような運動を起こし、誰があおりたて、誰が応援しているのか、その理由と背景は何なのか、
安倍内閣のメディア支配、メディア操作を許さず、目を見開き、耳を澄まして、真実と嘘を見分ける力を、私たちは養いましょう。
難しいことではないのです。
「戦争反対、憲法まもれ」の一点でよいのです。
憲法第9条は命を守る原点であり、そうであるがゆえに人権の原点です。
命と人権を守るために、あらゆる垣根を超えて、私たちも手をつなぎましょう。
暮らしの場から、街頭から、安倍内閣許すまじの声を高らかに上げましょう。
あらゆる機会に改憲派を追い詰め、安倍内閣を退陣させましょう。
心をひとつに、力を合わせ、なんとしても戦争への道を塞ぎ、かけがえのない日本国憲法を、日本と世界の未来のために、しっかりと守り抜こうではありませんか。
泥憲和(元自衛官)
佐藤和子 (水曜日, 03 5月 2017 21:07)
泥さんのご冥福を祈ります。元町のまちづくりセンターで、大阪の弁護士会館で、東灘で、エルおおさかで、力強いお話を何度も聞けました。有り難うございました�
こねこ (木曜日, 04 5月 2017 11:18)
でも体験していない私に何が言えるのとずっと口を噤んで生きて来ました。
勇気を、ありがとう!
愛知 山ちゃん (金曜日, 05 5月 2017 21:17)
泥さんの訃報に接し、心からの哀悼を申し上げます。あなたの元自衛官であった愛国心、平和への限りない思いとそれを蔑ろにする安倍内閣への怒りと憤りが静かにではあるが、強烈に私の胸に届いています。あなたの思いをしっかり受け止め、日本を戦争できる国にしない、憲法を瞳のように大事にするたたかいに全力で頑張ります。ご冥福をお祈りします。
真実を知りたい。 (日曜日, 07 5月 2017 02:58)
ご冥福をお祈りいたします。
自衛隊の方々は、これから益々大変な目に合うような気がしてなりません。
金正恩びいきの飯山一郎の、てげてげ、と言うとこを見ると、安倍晋三を褒め称えていて、安倍晋三が日本を救う云々とあります。閲覧数が増えたとかで、その斬新な?前衛的な?意見に同調する、安倍晋三ファンがかなり閲覧するようになったのでしょう。安倍晋三ファンは、自分だけ良ければ良いと言う、自己中の集まりに過ぎない。税金を貪り放題の政官財の癒着汚職は、決して無くなる事はない仕組みの日本。一部の豊かな生活を送っている者にとっては、日本は最高のインチキ国家で、安倍晋三は最高のペテン総理大臣。
よかったよかった (日曜日, 05 5月 2019 00:17)
元自衛官としてこんな馬鹿と一緒にされちゃ困るので死んでくれて本当に良かった。