子ども達との毎日の生活がとても忙しくて、政治のことにまで目を向けていられないような日常。そんな私がこうしてデモやスピーチなんてすると思ってなかった。もう黙っていられない(上田市で2人の子どもを育てる山本さん)

こんにちは。私は上田市で6歳の息子と娘を育てている山本妙です。平凡な主婦で母親です。

 

普段からデモや市民運動が好きなわけではなく、子ども達との毎日の生活がとても忙しくて、政治のことにまで目を向けていられないような日常です。

そんな私がこうしてデモやスピーチなんてすると思ってなかった。

でも、もう黙っていられなかったんです。なぜならこれは政治の話ではなく、私たちの生活の話だからです。


私は、このたび可決された安保関連法に反対します。

9月17日、参議院特別委員会での政府与党による強行採決の場面、私はその日、家事をしながら仕事に行く準備をしながら、野党の方と国会前で頑張っている人たちを思って見守っていました。

そして夕方、子ども達を保育園に迎えに行き帰ってきてテレビをつけたとき、何がおこっているのかわかりませんでした。

なんて幼稚で暴力的な、知性のかけらもない、あんな汚いやり方は強行採決とすら呼べません!

小学校の学級会だって、もっと公平できちんとしています。

あれを大のおとなが、それも国民から選ばれた国会議員がやっているだなんて、同じ大人として恥ずかしくて子どもに見せられません。


安保関連法では、武器輸送や自衛隊の海外での武力行使が可能になります。

武力を使いはじめたら、誰かが傷つく。

傷つけられた誰かは、それ以上の強い力をもってまたこちらに仕返しをする。負の連鎖です。

その果てが、第二次大戦のときの原爆であり、大空襲であり、特攻なんだと、私たちは70年かけて、おじいちゃんおばあちゃん先人達から、学校の歴史の教科書で学んで、今日まできたはずです。

そしてそんな戦いの中に、子ども達を放り出したくはないんです。

それは母親であれば、当たり前の気持ちだと思います。


たとえば小さな子どもがひとりで横断歩道をよちよち歩いていたら、母親は「あぶないよ」と言って、手をつなぐはずです。

車に轢かれないかもしれないけれど、轢かれてしまうかもしれない。

もしも事故が起こって子供の身に何かあった時に、「あの時、手をつないでさえいれば…」と後悔するのがイヤで、手をつなぎます。

それとまったく同じ、母親としての自然な、当たり前の気持ちで、私はこの安保関連法に反対します。


私ひとりがこうして声をあげても、何も変わらないかもしれない。

でも、意思表示も何もしなければこうして誰かの耳にも届くこともなく、絶対に何も変わらない。

だから、私は声を上げます。何度でもいいます。

私たちを、子供達を戦争に巻きこむ、この安保関連法、戦争法の強行採決には絶対反対します!

(9月21日、上田市内でのスタンディングアピールで)

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コメント: 2
  • #1

    平和 (金曜日, 25 9月 2015 18:14)

    このお母様に質問があります

    自分のお子様が 他国の国家の意思で拉致されたらどう思いますか?

    私なら絶対に許せないと思います。
    今すぐにでもどんな事をしてでもとりかえしたい
    そう思うと思います。

    実際おきているんですよ
    戦後平和だって思っていたのは 私達に何もなかったからなんですよ。
    知らなかっただけで戦争は起きていて現在進行形なんですよ。
    日本は戦争に負けたから、日本人は拉致されてもいいんですか?

    将来2度とこんな事起こらないためにも平和安全法制に賛成します
    そして2度と戦争をおこさない、おこさせない為に憲法改正に賛成します

    暴力は、つぎの暴力を生みます。
    それはエスカレートしていきます。

    ですので暴力をおこさせては絶対にいけません

    本当に平和を愛する日本が
    真の独立と真の平和を手にすることができるのは唯一憲法改正であると私は信じ発信していきたいと思います。

  • #2

    呉瀟 (木曜日, 22 10月 2015 00:20)

    憲法改正に反対のご意思、素晴らしいですね!
    ともにアベ政権、戦争法に対して反対の声をあげていきましょう!