※5月21日に作成したものを、岡田和枝弁護士の意見をいただいて改訂しました(5月24日)。二次加工はご遠慮ください。
リーフを作成した山本妙さんのスピーチ(共謀罪反対パレードinながの、5月21日)
今日は、 心配と怒りで子どもたちをつれて、ここにきました。
私は、小学生の子どもをもつ、普通の主婦です。
昼間は飲食店でパートをしながら、毎日の家事に子どもの宿題や習い事をみたりと、忙しく日常に追われている、どこにでもいる当たり前の主婦です。
一般人です。犯罪者ではありません。
おととい19日の昼間にテレビ中継もないまま、総理大臣さえ同席していないまま衆議院で強行採決されてしまった、テロ等準備罪。共謀罪です。
この成立をこのまま許してしまい、施行がはじまったら私たちの生活はこれからどのように変わるのでしょうか。
国会の答弁で大臣が何度もおっしゃっているとおり、本当に私たち一般人に関係のない法案だとしたら、なぜこんなに問題視されているのでしょうか。「戦前の治安維持法にそっくりだ」なんて言われているのでしょうか。
先日、ママたちでピクニックをしました。
たくさんの手作りお弁当やお菓子、良いお天気の公園で芝生の上で子どもたちはたくさん遊び、ママたちはそれを見ながらいろんな話を楽しみました。
子どもの笑い話、教育の話、料理のレシピ、最近の政治の話、近所の美味しいお店の話、、
こんなたわいもない話をすべて聞かれ、その中のどの部分かを警察に問題視されてあろうことか捜査されてしまう。
私たちは次第になんでもない会話すら楽しめなくなってしまいます。
また母として、子どもたちが成長していく過程で社会に対して何かおかしいと感じた時にも「そういうことは考えてはいけない、そういうことは外で言ってはいけない」と教えなければならなくなってしまいます。
事実、戦前の治安維持法ではげんにそのために声を上げられなかったお母さんたち、また声を上げたがために子どもを抱えながらも逮捕されてしまったお母さんもいたのです。
子どもを育てるためには環境や教育、そして食の問題はとても大事です。
政府の考えに疑問を持つような会話をするとき、ここは盗聴されてないかな、とか、この人とは話しても大丈夫なのかなとか、おかしいって言っちゃいけないんじゃないかなとか、
大事な話のはずなのに、私たちには考える権利も義務もあるはずなのに、言えないし周りが信じられない。
そんな疑心暗鬼な国で育つ子どもたちは、どんなおとなに成長してしまうのでしょうか。それが本当に心配でたまりません。
過去から学びます。そして最大の武器、いまの憲法が残されている限り力一杯声を上げ続けたいと思います。日本の持つ言論の自由、思想の自由を奪うこの共謀罪に、私はつよく反対します。
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一般人 (木曜日, 15 6月 2017 14:20)
このリーフレット読んで思ったんです
テロ等準備罪は絶対に必要だって
このリーフレット読んで恐いと思う人は普通の一般人とは到底思えません。。
特定秘密保護法によって私達の言論の自由は奪われましたか?
一般の人が言いたい事言えなくなって逮捕されましたか?
戦前と今では情報の量や連絡手段が全然違います
テロ等は国対国の戦争ではありませんよね?
なんで反対なのか理解に苦しみます
もう一度ちゃんと法案読んでみてください
それでも反対なら すでに一般人ではないのだと思いますよ。